桜木くんがリバウンドに目覚める場面。
「ファウルゲームに行く」とか当時の日本のバスケットのレベルではなかった。
アメリカNBAを作者は見ていると思われた。マジック・ジョンソンのレーカーズ全盛期からシカゴ・ブルズの時代。桜木君のユニホームはブルズ風かな。
日本に,いや、ワタシに、アメリカのバスケ文化を導入した画期的アニメ。
シカゴ・ブルズの選手の中では ジョーダンのそばにいるピペンが好きであった。休んでいる時のくつろいだ物腰がいい雰囲気。
1から166まで ゆっくり向き合った作品ばかりであるが 「リボンの騎士」はほとんど見ていない。見て見たかったが 躊躇された。少女マンガで 当時 立ち入り禁止感がただよっていた。少女雑誌連載で見る術もなし。しかし魅力的。テレビで放映されるようになり、時間が合った時は見ました。よかった。
手塚治虫もていねい。右上のサファイアの晴れ姿、王子の船、なんとも素敵でユニーク。ワクワク。
ふみこめない世界。いーな。宝塚も観たことはなかったが、いーなの感触。が、最近テレビでじっと見て見るとアホラシイ気もする。
女性の見方はたいそうちがって 少女時代に「リボンの騎士」を見ていたオバサンは「リボンが安っぽい」などと言っていた。あのリボンがいいとワタシは思っているのだが・・・隣の芝生の瞬見の美? 隣の人は雑草にうんざりしていたり かな?
冷戦下の東側の国に潜入しているスパイの話。
独裁者の私生活に近づく作戦。 偽装家族・娘のアーニャちゃんを 独裁者の子の在籍する名門校に入学させ・・・
父親は最高峰のスパイ。「スパイ大作戦」か「ルパン3世」並みのことは日常茶飯事。変装が得意。表の顔は精神科医。母親は「ゴルゴ13」以上の殺し屋。表の顔は市役所の事務員。娘のアーニャちゃんも心理を読む超能力者で 「アラレちゃん」なみのパワフル娘。3人とも超パワフルなれど 日常生活が普通に送れない 非日常派。
上掲の場面は母親のはじめてのデパート行き。運動能力が人間バナレ。偶然助けた夫人が独裁者の妻 という御都合主義もタノシイ。
つまり 戦後マンガ・劇画のよいものを継承する作品 としたい。
50年前には トモエちゃんみたいな雰囲気の人が確かにいた気がする。
今はいない あのなつかしい人柄。 ひたむき、誠実 黙って耐えてきた戦前、戦後の日々。
人物描写 ストーリー リアリティあり。
器量抜群の青野くんと佐伯くんは数学の補習。女の子たちの気の強さ、年頃のもろさ。
オーケストラメンバー間の葛藤も そうなのであろう というリアリティあり。青野くんの父親が天才的ヴァイオリニスト、だが不倫で青野くんは母子家庭 というのもうなずかれる。
いいのは TV番組の音の良さ。N響が協力。絵が明るく細かくでキレイ。
今 途中であるが ライバルの佐伯君は お父さんの不倫相手のソプラノ歌手の子・・
同じお父さんの子・・・
創刊したばかりの週刊「少年サンデー」30円 やがて40円 だったか・・
とてもワクワク。
斬新 独創的 迫力十分で 読者の子ども思いが伝わってきた。
「ブラックジャック」あたりから違和感。手塚をはなれた。というか マンガを読む年頃でなくなった という思いだったかな。
仕事に忙しかったころ 休日になると「週刊朝日」買ってきて読んでいました。
おもしろかった。
最近はテレビのスポーツTV番組 なんの抵抗もなく学閥の関係を口にするようになっているのには抵抗を感じる。