読書尚友

A reading room in Nagoya

168 スラムダンク

SLAM DUNK 井上雄彦

桜木くんがリバウンドに目覚める場面。

「ファウルゲームに行く」とか当時の日本のバスケットのレベルではなかった。

アメリNBAを作者は見ていると思われた。マジック・ジョンソンのレーカーズ全盛期からシカゴ・ブルズの時代。桜木君のユニホームはブルズ風かな。

日本に,いや、ワタシに、アメリカのバスケ文化を導入した画期的アニメ。

シカゴ・ブルズの選手の中では ジョーダンのそばにいるピペンが好きであった。休んでいる時のくつろいだ物腰がいい雰囲気。

 

167 リボンの騎士

手塚治虫リボンの騎士

Princess knight

1から166まで ゆっくり向き合った作品ばかりであるが 「リボンの騎士」はほとんど見ていない。見て見たかったが 躊躇された。少女マンガで 当時 立ち入り禁止感がただよっていた。少女雑誌連載で見る術もなし。しかし魅力的。テレビで放映されるようになり、時間が合った時は見ました。よかった。

手塚治虫もていねい。右上のサファイアの晴れ姿、王子の船、なんとも素敵でユニーク。ワクワク。

ふみこめない世界。いーな。宝塚も観たことはなかったが、いーなの感触。が、最近テレビでじっと見て見るとアホラシイ気もする。

 女性の見方はたいそうちがって 少女時代に「リボンの騎士」を見ていたオバサンは「リボンが安っぽい」などと言っていた。あのリボンがいいとワタシは思っているのだが・・・隣の芝生の瞬見の美? 隣の人は雑草にうんざりしていたり かな?

166 スパイ・ファミリー

遠藤達哉 「SPY×FAMILY」

冷戦下の東側の国に潜入しているスパイの話。

独裁者の私生活に近づく作戦。 偽装家族・娘のアーニャちゃんを 独裁者の子の在籍する名門校に入学させ・・・

父親は最高峰のスパイ。「スパイ大作戦」か「ルパン3世」並みのことは日常茶飯事。変装が得意。表の顔は精神科医。母親は「ゴルゴ13」以上の殺し屋。表の顔は市役所の事務員。娘のアーニャちゃんも心理を読む超能力者で 「アラレちゃん」なみのパワフル娘。3人とも超パワフルなれど 日常生活が普通に送れない 非日常派。

上掲の場面は母親のはじめてのデパート行き。運動能力が人間バナレ。偶然助けた夫人が独裁者の妻 という御都合主義もタノシイ。

つまり 戦後マンガ・劇画のよいものを継承する作品 としたい。

164 青のオーケストラ

亜久井 真「青のオーケストラ」

人物描写 ストーリー リアリティあり。

器量抜群の青野くんと佐伯くんは数学の補習。女の子たちの気の強さ、年頃のもろさ。

オーケストラメンバー間の葛藤も そうなのであろう というリアリティあり。青野くんの父親が天才的ヴァイオリニスト、だが不倫で青野くんは母子家庭 というのもうなずかれる。

いいのは TV番組の音の良さ。N響が協力。絵が明るく細かくでキレイ。

今 途中であるが ライバルの佐伯君は お父さんの不倫相手のソプラノ歌手の子・・

同じお父さんの子・・・

 

163 手塚治虫「白いパイロット」

創刊したばかりの週刊「少年サンデー」30円 やがて40円 だったか・・

とてもワクワク。

斬新 独創的 迫力十分で 読者の子ども思いが伝わってきた。

ブラックジャック」あたりから違和感。手塚をはなれた。というか マンガを読む年頃でなくなった という思いだったかな。