読書尚友

A reading room in Nagoya

2022-08-28から1日間の記事一覧

159 斎藤茂吉 「つきかげ」

71歳になって はじめて斎藤茂吉の短歌にはじめて共感を覚えた。 最晩期の「つきかげ」の歌においてである。 朝飯をすまししのちに臥処にてまた眠りけりものも言はずに あさいひ ふしど 私は今朝 そうであった。体験する心情は同一かな。 一首だけでなく 「…