読書尚友

A reading room in Nagoya

150  谷崎松子「奇松庵の夢」

中央公論社 昭和42年 題名:人偏に奇 
谷崎潤一郎の左手の布は緋毛氈 紅枝垂れ桜を下から見上げるためであろうか・・

谷崎潤一郎佐藤春夫の女をめぐる確執 この文の時点の「谷崎夫婦」の妻は千代
松子夫人の 見方 さばき方 なかなか。

谷崎潤一郎の絶筆「にくまれ口」婦人公論 昭和40
年 9 月号  ”光源氏は人間的に好きになれない” 源氏物語ファンはびっくり!
この和歌は源氏物語の核心部分と思われます。

松子夫人から見た 谷崎の人柄 女性の扱い

松子夫人のこの本 良いものでした。私は谷崎を誤解していた。

本当の谷崎氏は松子夫人の描写とも異なる存在。千代子夫人は「トナカイさん」と呼び、いびきがスゴい とのこと。中学生のころ読んだ「谷崎源氏」もりあがった話の末いつも オオトノゴモリ ??? いま ちょっとわかってきた かな。