読書尚友

A reading room in Nagoya

36 片山まさゆき「ぎゅわんぶらあ自己中心派 」

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講談社 昭和63年

生活の楽しみ 今日は麻雀。

片山まさゆきぎゅわんぶらあ自己中心派 」第7巻 孫子の部屋

孫子の兵法編。片山先生、じっくりと、多角的な納得読みの人か。私は孫子を純粋簡潔な理論として足早に読んでしまったが、より実践的、日本的な孫子が描かれている。

麻雀を作者も楽しんでいるのがいい。

麻雀という場でのそれぞれの人間性が興味深い。表情、まなざし、浮世絵の系列。

 

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麻雀はほとんどやらず過ごしてきた。しかし、何局かは鮮明に覚えている。

大学のスキー合宿。参加すれば後期の授業参加免除。体育は大嫌いで数日で終わるスキーを選択。知らない学友と同宿し何日かを耐える。夜は麻雀。牌を並べるのもおぼつかない手つきであるが、ブリッジとかは強いのでそこそこ。それが、大三元を3回つもってしまった。夢のようである。

北海道の牧場に就職。冬の夜は麻雀。勝ち続ける。あがるのは私だけ。牧場の人たちは運動会大好きの体格よし、性格良し。私は都会のネズミで策略のみの虚弱児。昼の労働ではお役にたてず、夜の遊びは無敵。しばらくして退職。円満退職。なんとなく場違いとみんな見ていたようです。

公務員となり、職場の先輩と雀卓を囲む。理系の秀才、職場の中心、エラそうにふるまう人たちなれど、超ツマラナイ麻雀。振り込まないよう戦々恐々。フリコムのが重大過失の如く。小心者の集まり。がっかり。梁山泊しなきゃあおもしろくないよ。

介護研修。施設で老人を麻雀で喜ばせようと任天堂のゲーム機とアプリ購入。接待麻雀の練習用。ところが任天堂のゲームソフトは接待麻雀がしくまれていた。こちらがあがって連勝街道。最後の一枚であがる役、なんと言ったか、それが頻繁に出て、逆転勝利の快感がプログラムされている。カン(4枚そろえ)を何回かやるとフリーズする。任天堂のソフト開発もまだまだですね。