読書尚友

A reading room in Nagoya

79 易経

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大川恒平筮竹占いの秘密」二見書房 昭和52年

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沢火革

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高田真治・後藤基巳訳「易経岩波文庫 沢火革

このところ 観想/テオリアの在り方をみています。

マルクスのものの見方は論争力抜群。20世紀を風靡。しかし、易経の見方からすると、なんでも変革、革命のワンパターン。易経には64パターンあり。(上掲1/3)

久々ゼイチク占い、やってみました。

皇室のロマンスの件。来月ご結婚。

+ー+ 下卦は火 ++ー 上卦は沢 沢火革。

革が出たのははじめてです。水と火の争い。上卦は少女 下卦が中女。少女と中年女の争い。通俗本(上掲2/3)の解釈は「縁談は一応ことわりましょう。離婚が見えている。」中女を嫁ぎ先のお母さまとすればそうなる。反対している自分の母とすればちがう結論もありか? 岩波文庫も「二女同居してその志を得ず」で通俗本の解釈は原典に忠実。

改革に良いという卦で皇室改革の好機か。

 

革、革新、革命、20世紀では良い意味。しかし、易経を読みながら思えば、外の勢力との対立、内部での抗争が即座に多数 想起される。革命、維新に流血の惨事。改革と前進は望ましいのであろうが、易の革の章の助言は 人々が心服するような変化を遂げよ と私は今日のところは考えるが、それぞれの人が易経を読んで、問題を凝視して解釈すべきである。