書道の本 現代の書家を比較しておりました。上掲の書 好きです。中国人の書家作品、般若心経、一字一句日本と同一。日本での読経は中国での読経と同一の音声。本式、ではありますが、難解至極。パーリ語→サンスクリット語→漢文→日本語 語順が三回逆転。ギャーテイギャーテイの一節が原型。日本語では概念、名詞として理解しようとするが、英語訳は動詞が主役。行動を指し示しており、わかりやすい。
私は鈴木大拙訳の英語版を毎朝唱えておりましたが、家人が違和感を覚えるようで中止。内容は英語の方がわかりやすい。川を泳ぎ渡る元気も感じるのですが・・・
言語の転換で意味は劣化。ヘミングウェイ「老人と海」最終章、港に帰った老人の船の横に大きなカジキ。サメに食われて骨としっぽだけ。レストランのアメリカ人観光客が店の人に「あれ何?」店の人、スペイン語で「・・・サメに食われて・・・」客「あ そう。サメね」「しっぽが立派ね」。老人の激闘、立派さは一切伝わらず。アメリカ人が聞けた単語がサメ だけ。
私(=アメリカ人観光客)の見る般若心経はブッダの獲得した大きなカジキの骨としっぽだけか。パーリ語で語られた仏陀の精神、私に伝わっているのでしょうか。
荒井良雄氏の朗読テープを聴いています。技術が向上したらこのページでも聞けるようにしたいです。荒井先生は「もう一度吹き込む。・・さんに聞いたら、ギャーテイでなくガーテイと発音するのが正しいらしい」と言ってみえましたが・・。