読書尚友

A reading room in Nagoya

42 松崎天民「銀座」

生活の楽しみ 今日は銀ブラ

一昨日東京の友人(向島の江戸っ子)よりメール。「久しぶりの銀座。驚いたのは懐かしき店舗がほとんど知らない店に代わるか残っていても、表通りから裏通りへひっそり移転・・」

松崎天民「銀座」ちくま学芸文庫 2002年

松崎天民 1878-1934 新聞記者・文筆家。永井荷風の銀座友達。

銀ブラ 新橋芸者さんの買い物風景

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NHK 街歩き 銀座

私が次に銀座に行く機会があれば、文房具の伊東屋へ。まだあるのでしょうか。

松崎天民の本によれば 昭和初期 銀座2丁目。ストリート・ビューで見ると・・

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itoya の看板あり。

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永井荷風の日記に出てくる カフェ・タイガーはこの本では、

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カフエーが正しいようです。道は片側一車線、柳はまだ若い木。

二丁目から ずーと 見ていくと・・・

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中心はデパートかな・・

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銀ブラ人種とは、松崎によれば「モダーンの衣を着た間に合わせ階級」。つまり、私も銀座の、茶道で言う正客、おもだった客か。そういえば、近頃の銀座は外国人の方が多いくらいの感じだった。

銀座は昭和初期においても、変化し続けている。

デパートの立派な建物は、生命保険、徴兵保険の会社のビル。関東大震災でも健在で復興の中核。名古屋でも戦時の空襲で中心部は焼け野が原、松坂屋に配給の机をもらいに行った、との母の言葉を思い出しました。

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不二家は銀座の洋菓子店だった。

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昨日近くのコンビニで買ったケーキ。不二家でした。コーヒーと一緒に買いました。