読書尚友

A reading room in Nagoya

10 ダーウィン「種の起原」

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八杉竜一訳 岩波書店 昭和38年

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第3章 生存闘争

昨今のコロナ騒ぎ。 ダーウィンはすでに1859年には「一つの種が、高度に好適な環境のために、せまい場所で異常にふえると、しばしば伝染病が発生する」と指摘。せまい場所、ということで、距離がとれれば吉。

近代の自然科学の書は諸般の現象に示唆的。一方、現在の「専門家」は「データが少なくまだ何も言えない」とか「複合的原因があり、私の専門からは確言できない」とか「専門ではありません。隣接分野の者ですが・・」。「政府の質問は「・・・」だったのでそのような点のみ指摘」「問われていません」とか。

生存闘争。私が興味があるのは、人類の生存競争。どんな人種が繁殖するのか。私の友人知人では柔道家が孫の数が多い。報道をにぎわしている繁殖してそうな人は?日本大学の理事長は柔道家、就職が決まってなくとも結婚にもちこむジゴロ的人物。東大出で弁護士の家には子供ができていない。立派なことに取組んでいる人の多くは独身。

幼いころ、父母の知人友人 家に来て おとなの世間話。当時は戦争の苦労話多し。「いいやつはみんな死んでしまった。ひとのいやがる重たい機関銃をかかえて走ったイイやつ・・」戦争の生き残りはダメなやつばかりという結論を双方うれしそうにうなずいていたな・・。