「人類の前史は終わる」
現在の資本主義社会が終わり、まったく新しい社会になってゆく。そこで人々は、能力に応じて働き、必要に応じて消費できる。
理想を語るマルクス。1859年の出版。160年前の言葉。
「哲学者たちは世界をさまざまに解釈してきただけだ。大切なのは世界を変えることだ」
新しい社会をめざして、20世紀、さまざまなマルクス主義者、革命家登場。
トルストイの「復活」カチューシャは若い革命家とともにシベリアに旅立つ。映画「カサブランカ」で美女は革命家とともに飛行機で脱出。
21世紀の今、マルクスの言葉は夢多い希望にみちたものと感じられる。