「ライフ」大事のブライスさん、「江戸の暮らし」に惚れる杉浦さん。
探求ぶりも似ている。
杉浦日向子のこの本も川柳の引用が多い。この章にも、
馬鹿らしい いやよと暗いほうへ逃げ
傾城につねられ親父にはぶたれ
間男が抱くと泣きやむ気の毒さ
上掲文は江戸の美女時代別 4 タイプ。江戸の生活を理解し、暮らしぶりを楽しむためには、7年、10年で変わる美意識への同調が必要。ブライスさんの川柳の本も美意識の時代区分に詳しい。
ブライスさんは生活の詩情としてバッハを聴いたりしますが、日向子さんは、蕎麦を食べたり、でしょうか。
蕎麦屋72軒を紹介。引用文は 「そば旅行」の勧め 。
私も蕎麦旅行に憧れます。しかし、現実に長野県に行き、「裏の広場に東京からヘリコプターで来る人もいるそうな・・」の店でも、がっかりすることもあり。杉浦さんは蕎麦好きのお仲間と行って、おいしくしているのでしょうか。多人数で行くとおいしくならない。時間をはずしてひっそり行くといい、とは日向子さんの指摘です。
蕎麦屋は そば がいい。