ブライスさん 最終回 バッハ
まずフルトヴェングラーとは
ブライスさんとは音楽的に同時代の人。百花繚乱の時代。
まず、フルトヴェングラーの議論を要約すると、
音楽で美しい心を取り戻そう。
次、ブライスさんとバッハについて
静かで生命感にあふれ、
もっとも人間的な人間。
宗教的核心があり、それが力の源泉。
そんなバッハに日々接していた。
ブライスさんが愛した 詩(言葉)と音楽(バッハ)の関係は?
フルトヴェングラーによれば恋愛的同棲。聖書の言葉と音楽は共鳴する。
ブライスさんも バッハを聴いて美しい心。詩も同様に天国へ行けるように朗読。俳句の中に詩的、音楽的に純粋なものを観ていた、と私は考えます。
ブライスさんのバッハ観は言葉にすれば、上掲のフルトヴェングラー的であったと考えます。
以上 ブライスさんについて 第5回/最終回でした。
明日はルイスの書簡体小説に和して、三島由紀夫の書簡体小説を考えてみたい。
B プラン ルイスの「悪魔の手紙」の後、ピアス「悪魔の辞典」悪魔という発想の検討。西川正身訳は「デイジー・ミラー」とか 好きです。
C プラン 悪魔はやり過ぎ。長谷川町子「いじわるばあさん」。
どうしましょう。